来るとは思わなかった髪の悩み

まだ若い頃、髪の悩みと言えば「量が多くてまとまらない、ブローしにくい」ことでした。
どこかを結んだりピンで留めたりしないと広がり過ぎるし、ドライヤーやスタイリング剤を使ってもうまくまとまらない。なのに寝ぐせだけはきっちりつくという、とても扱いづらい髪でした。
しかも色は濃くて、剛毛というほどではないけどしっかりしすぎの髪質だったので、茶色がかった猫っ毛が女の子らしく思えて憧れたものです。

大人になってカラーリングできるようになり、パーマをかけるとセットもしやすくなって、ようやく髪の悩みから解放された!…のですが。
そこから約20年。まさか髪の薄さに悩む日が来ようとは思いませんでした。
昔扱いに困るほど量があったあの髪たちは、どこに行ったのでしょう。鏡を見るたび頭頂部の薄さが気になってしまいます。あんなにしっかりしていた髪質も、いつの間にかコシが失われてしまい、余計ぺったんこになってしまいました。今こそ、あの頑丈さが欲しいです。

髪を洗ったあとのお風呂場や、乾かしたあとの床に散った髪の多さを見ると切ない気持ちになってしまいます。この調子で抜けていったら一体いつまでもつのか。
でも、目立たないだけで洗わなくても同じように抜けている、むしろ洗わないほうが髪に良くないと言われているので、おそるおそる洗っている状態です。

テレビCMで見かける薬用育毛剤のお試し版も買ってみましたが、2週間程度ではなかなか効果までわかりません。悪くない気もするのですが、安くはないものなので、製品購入までは踏み切れませんでした。
ミノキシジル配合の育毛剤で女性用のものもあって気になるのですが、調べると副作用の危険性も色々出てきます。効果の強いものは、当然それだけ影響も大きいんですよね。
髪が気になる一方で、年齢的にそろそろ更年期なども気になるため、やはりこちらも踏み切れませんでした。髪のために体調を崩しては本末転倒だと思いますし。

結局ちゃんとした対策もできないまま、日々髪が抜けていくのを見守っている状態です。毎日見ているので大きな変化は感じませんが、久し振りに会う友達には「薄くなったなぁ」と思われているのでは…と、内心ドキドキしてしまいます。ウィッグのCMで「髪が気になって外出できない」と言う煽り文句にも、以前は「そんなの他人は気にしないのに」と思っていたのに、今ではその気持ちもわかる気がします。
昔のCMにあった「髪は長い友達」という言葉。本当に少しでも長く友達でいてくれるよう、祈る日々です。